建石勝神社

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建石勝神社は、あいの風とやま鉄道魚津駅から東へ2キロメートル程の距離で、国道八号線のバイパスに面してあります。
前方に遠くは長野県白馬岳、近くには魚津市の僧ヶ岳などが眺めることができ、鳥居はバイパスに向かって立っています。

道路整備のために、境内が削られたとのことで、こじんまりとした境内です。
建石勝神社には神職の方が在住されておらず御朱印は宮津八幡宮の宮司さんに書いて頂きました。

参拝日 令和1年5月3日
所在地 富山県魚津市吉島567
御祭神 武甕槌命

建石勝神社さんから頂いた資料によれば 、建石勝神社は平安時代の延喜式神名帳に記載のある県内でも数少ない式内社であるとのことです。
旧社格は郷社として高い誇りを持つものであること。
この郷開拓の昔から、開運と産業発展の守護神である武甕槌命を御祭神として篤い尊崇を捧げてきたとあります。

武甕槌命は神話では天孫降臨に際し、出雲の王者大国主命と戦わずして降伏させたとあり、武道の神としても有名である。
天正年間まで別当を設置し、祠官2名、その他巨額の社領などがあったとされます。
それが、戦国時代、越後の国主長尾謙信が越中攻略の際、社殿などことごとく兵焚にかかり、中絶していました。

その後、天保11年(1841)、現在地に再建され、昭和9年(1934)、本殿が再建されました。
昭和50年(1975)、神社本庁神社振興対策指定神社となりました。
平成4年(1992)、建設省の一般国道8号線バイパス事業により、境内地が一部変更され、それを機に社殿を新築、境内を整備し、造営事業を完成し現在に至っているとのことです。