城端別院 善徳寺はJR城端線、城端駅から南約600メートルの位置にあります。
私は城端駅から徒歩で参拝しました。
所要時間は10分くらいです。
参拝日 令和元年9月20日
所在地 富山県南砺市城端405
宗派 真宗大谷派
山号 廓龍山
寺号 善徳寺
御本尊 阿弥陀如来
いただいた栞によれば、蓮如上人が越前吉崎で精力的に布教されていた文明年間、本願寺第五代綽如上人の曾孫蓮真が、蓮如上人のすすめにより現在の石川、富山の県境にある砂子坂に一寺を建立しました。
蓮如上人を開基とし、自らを第二世としています。
その後、第六世空勝は本願寺と織田信長との石山合戦に参戦し、あくまで本願寺を死守しようとする教如上人(東派一代目)に協力し全力を尽くしました。
この事が後の東西分派で善徳寺が東派になり、江戸時代に於いて越中東方の最有力寺院としての地位や役割を果たす下地になりました。
江戸時代には加賀藩前田家の庇護もあり、越中の触頭役を勤め隆盛し、時には加賀藩主の御子息を住職として迎えることもありました。
以来、聞法の場として地域の方々に慕われ支えられ、日々の勤行と布教、年間行事を厳しく守って今日に至っているとあります。
中河内集落で蓮如上人が腰かけておられた石である。
集落が永く仏法の教えと共に守り伝えてきたが、ダム建設で廃村となり、信心深い集落の人々はこの石を蓮如上人開基の城端別院へ預けられました。
妊婦あるいは関係深い人がこの石に腰かけると、安産できるという有難い言い伝えがあるということです。
御朱印を頂いた際に他のページに転写されるのを防ぐために、紙を挟んでいただくことが多いです。
寺を造作した時に出てきたという事で500年前の和紙を挟んだ旨特に申し添えありました。