大雄寺

大雄寺アイキャッチ画像

下呂温泉へ行った帰りに高山駅で下車し参拝した寺社の一つです。
東山と言われる地域にあり文化財が散在しているため、高山駅からは
徒歩圏内でした。

参拝日 平成30年4月26日
所在地 岐阜県高山市愛宕町67
山号 東林山
院号 香荘厳院
寺号 大雄寺
宗派 浄土宗
御本尊 阿弥陀如来

東林山 香荘厳院 大雄寺は、岐阜県高山市愛宕町の東山寺町に境内を構えています。
飛騨国の触頭として高い地位を占め、飛騨匠による優れた建築が残されています。
大雄寺の創建は不詳ですが善恵房証空上人(西山派祖)が吉城郡上広瀬村に開山したのが始まりと伝えられています。

天正14年(1586)当時の領主金森長近が高山城の城下町計画の際、
           現在地に移され源誉受徳上人を招いて中興開山
           し浄土宗に改めています。

元禄2年(1689) 鐘楼が、松田又兵衛を棟梁として建立される。
           規模は、入母屋、銅板葺き(旧こけら葺き)、
           桁行1間、梁間1間。

宝暦12年(1762)本堂が建立される。

寛政3年(1791)山門が大風雨により大破する。

文化4年(1807)山門が再建される。
         三間一戸、入母屋、銅板葺、2重楼門、
         桁行7.85m、梁間4.53m。
         下層部には仁王像、上層部には十六羅漢像と
         釈迦如来像が安置。
         棟梁は飛騨の匠水間相模

文政10年(1827)知恩院から香荘厳院の院号を得た。

安政3年(1856)観音堂が造営される。
          桁行3間、梁間3間、六角円堂、銅板葺、
          内部には百体観音が安置されています。

昭和44年(1969)本堂が焼失し、焼失した際に阿弥陀如来の姿
           が浮かび上がったとされ、当時の新聞などで
           報道されているようです。

昭和46年(1971)本堂が再建されました。

昭和47年(1972)山門が高山市最大の楼門建築として貴重
           な存在で高山市指定文化財に指定されました。

昭和48年(1973)鐘楼が江戸時代初期の鐘撞堂建築の遺構と
           して貴重な事から岐阜県指定重要文化財に
           指定されています。

寺宝として山越阿弥陀図、中将姫往相図及び観経曼荼羅を所蔵しします。
また、境内には十王堂や観音堂、法然上人増があります。

平成28年4月25日、高山市の申請した

「飛騨匠(ひだのたくみ)の技・こころ ― 木とともに、
               今に引き継ぐ1300年 ―」

が日本遺産に認定されました。
鐘楼及び山門は飛騨の匠による優れた建築としてその構成遺産となっています。

大雄寺御朱印
大雄寺御朱印