下呂温泉へ行った帰りに高山市に下車して参拝しました。
下呂市では温泉寺へも参拝したのですが、御朱印はいただけませんでした。
参拝日 平成30年4月26日
所在地 岐阜県高山市神田町2-114
頂いたしおりによれば、飛騨総社の創始は平安時代、朱雀天皇の御代承平元年(931年)頃とされる。
飛騨国、古の国府近傍の現在の地に、飛騨国延喜式内首班、飛騨一宮水無神社を中心に延喜式内社8社、国司所戴社10社の計18社の神々の後降臨を仰ぎ、国司自ら祭主を務め、令制国日本の制度であった国司巡拜の礼を省くための神籬式(ひもろぎしき)例祭祭場としたことが始まりとされているそうです。
文治2年(1191年)に最初の社殿が築かれたそうですが室町時代になると衰退し、江戸時代の寛永年間に金森重頼により社殿の大改修が行われたが、天明元年(1781年)の天明の大飢饉の頃から再び衰退し、境内も縮小されたとの事。
国学者である田中大秀(本居宣長門弟)は、その様子を嘆き、
文化3年(1808年)に「飛騨総社考」を著して再興を願う。
これをきっかけに文政3年(1820年)に再建され、境内も拡大する。
明治14年(1881年)2月、久邇宮朝彦親王染筆の社号を賜り、
明治20年(1887年)から3年間かけて大造営が行なわれ、
南向きだった社殿を東向きにし、参道が整備される。
昭和5年(1930年)、昭和32年(1957年)、
昭和63年(1988年)に飛騨国中の三百余社の神社の神々を招請
して式年大祭を斎行。
現在の外拝殿 及び社務所は昭和59年(1984年)に造営したものとの事です。
飛騨総社は、飛騨地方の総社です。
総社とはその地域にある神社がそれぞれ祀っている祭神をまとめて
祀っている神社のことです。
飛騨総社は飛騨地方にある神社18社分の祭神を祀っているので
飛騨総社を参拝すれば、飛騨地方にあるその他の神社を全て参拝する
のと同じご利益があるともいわれる由縁です。
正殿主神 大八椅命
飛騨国の最初の国造、天火明命の後裔。 脇殿 延喜式内社
首班 飛騨一宮水無神社
二、槻本神社
三、荏名神社
四、大津神社
五、荒城神社
六、高田神社
七、阿多由太神社
八、栗原神社
脇殿 国史所戴社(三代実録神)一、気多若宮神社
二、剣緒神社
三、大蔵神社
四、走渕神社
五、四天王神社
六、遊幡石神社
七、度瀬神社
八、道後神社
九、本母国津神社
十、加茂若宮神社飛騨地方の総社である。