入善乙女キクザクラ

入善乙女キクザクラのアイキャッチ画像です

桜を見た日 平成31年4月17日
所在地 富山県下新川郡入善町吉原950

入善乙女キクザクラは杉沢の沢スギ林内に1株生えています。
地元のナチュラリストが発見し2010年に県中央植物園に持ち込まれ、桜の専門員、大原隆明さんの調査で新種と判明し翌年、学会で発表されました。
約100枚も花びらがある菊咲き品種で、細長い白色の花弁が特徴です。
杉沢の沢スギ林内は、国指定天然記念物で動植物の採集は勿論厳禁で手厚く保護されています。

ただ地元の入善高校に於いてバイオ技術で増殖されていて、すでに開花に至っています。
近い将来身近で花を見れるようになるものと思います。

杉沢の沢スギ林内に設置された看板によります。

『入善乙女キクザクラ』は杉沢の沢スギ林内で発見された新品種で、自生の菊咲き性品種としては 全国で2例目となる大変珍しいサクラです。 花の見頃が4月中旬ごろから約2週間と長く、花びらが白色からピンク色に変化するなどの 特徴があります。 分類学的には、『カスミザクラ』と『オクチョウジザクラ』の特徴が見られ、両者の交雑種である、『カスミオクチョウジザクラ』 の1品種と考えられます。

2023.04.03バイオ株

入善乙女キク桜バイオ株
入善乙女キク桜バイオ株