井波八幡宮は瑞泉寺の並びにあります。
瑞泉寺参拝後向かいました。
JR城端線城端駅の北東約8キロメートルの位置に鎮座しています。
参拝日 令和元年9月20日
鎮座地 富山県南砺市井波3053
御祭神 応神天皇
仲哀天皇
神功皇后
案内板などによると、井波八幡宮は井波城本丸跡に鎮座しています。
井波城は「礪波城」「瑞泉寺城」ともいい、八乙女山の裾(標高143m)に築かれた平山城です。
普通のお城と異なるのは、ここが越中一向一揆の総本山・瑞泉寺が築いた一向一揆宗徒の拠点となった城郭伽藍だったという点です。
瑞泉寺3代蓮乗(本願寺8世蓮如の次男)の時代は、土豪や武士団との抗争が激しく、文明16年(1484)頃、本願寺は護法のため瑞泉寺の旧地に塁濠を築き 、越中一向一揆の拠点とする城廊を構え井波城と称しました。
天正9年(1581)、瑞泉寺7代顕秀のときに 富山城主・佐々成政と戦い、堂舎・町屋ことごとく兵火に罹り落城しました。
佐々成政は、井波城を大改修して家臣・前野小兵衛勝長を守将としましたが、 天正13年(1585)の豊臣秀吉による越中・佐々征伐のとき、金沢城主・前田利家に攻められ落城しました。
井波城は前田氏の持城となり、やがて廃城となりました。
現在、再建された瑞泉寺の東側にある井波八幡宮が本丸跡、その東側庭園のある臼浪水があり、更にその東側の招魂社の社殿が建つ古城公園が二の丸跡で、 宮司宅が三の丸跡となっています。