安江八幡宮から、久保市乙剣宮、前田利家公とおまつの方をお祀りした尾山神社を参拝した後、通り過ぎた尾崎神社に向かって、近江町市場の方へ逆戻りです。
朱塗りの社殿がすぐ目に入りました。
徳川家康の紋が散りばめられ、金沢城の江戸、北陸の日光と呼ばれ崇められたそうです。
江戸時代後期から明治時代初期に流行した、藩祖を祀った神社のひとつで、別名金沢東照宮ともいうそうです。
参拝日 平成31年2月6日
所在地 金沢市丸の内5-5
御祭神 天照大神、東照大権現、加賀藩三代藩主前田利常
御利益 健康、立身出世、大願成就、恋愛成就
尾崎神社は、寛永17年(1631)、加賀藩四代藩主前田光高公が東照権現勧請を幕府に願い出ました。
許可を得てご神霊を上野寛永寺から勧請し寛永20年(1634)9月に4代藩主前田光高公が金沢城北の丸に天照大神、東照宮(徳川家康)、3代藩主前田利常公を祀る東照三所大権現社として建立されました。
そして鎮座祭が執行されました。
廃藩後、明治7年(1874)神仏分離令によりに社名を金沢東照宮から、ご祭神に天照大神と加賀藩三代藩主の前田利常公を加え、尾﨑神社に改称しました。
城域が陸軍省の所管となり明治8年(1875)に移転することとなり同11年旧加賀藩御算用場であった現在地に遷座しました。
その際諸事情により、建立当初は「金沢城の江戸」「北陸の日光」と呼ばれたほどの十数棟にも及ぶ豪華な社殿の内、現存の建物だけを移築したそうです。
昭和25年には本殿・拝殿及び幣殿、附厨子・中門・透塀等が重要文化財に指定され現在に至っているそうです。