下村加茂神社

下村加茂神社アイキャッチ画像

下村加茂神社は、あいの風とやま鉄道呉羽駅の北西約3.5キロメートルの位置に鎮座しています。
以前は下村でしたが現在は射水市です。
近年町村合併が繰り返され、富山市、射水市、高岡市とかなり込み入った地域です。
私は呉羽駅よりタクシーにて参拝しました。

参拝日 令和元年11月2日
鎮座地 富山県射水市加茂中部630番
御祭神 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
    賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
    賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと

いただいた資料によると、当加茂神社は、第70代後冷泉天皇
治暦2(1066)年、現社地に京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)のご神領・倉垣庄の総社として鎮祭された。
当時、平安時代の京都の文化が伝承され、今なおその多くの貴重な文化(神事)をそのままに伝承している。

倉垣庄の範囲は、「図譜村籍」【加賀藩の儒者富田景周著:文政2年(1819)】によれば、 射水郡では打出、針山新、海老江、古明神、明神新、柳瀬、二十六町、三十三箇、志村、八講、 摺出寺、小杉、大白石、小白石、願海寺、東老田、中老田、黒河、戸破、大手崎、鷲塚、大江など 38村と婦中郡では、針原、百塚、林新、北代、利波新、八町、練合など10村に及んでいた。

ご祭神に対する信仰は、往古から甚だ篤く、
大正元年(1912)に富山日報社(現北日本新聞社)が行った、 県内社寺のうち最も信仰の篤い神社・仏閣を募集した際、最高位で当選したとあります。

貴布禰の神は倉垣庄がおかれた平安から戦国時代の間に京都の鴨川の水を司る貴船神社からお迎えしたものと考えられます。

明治3年(1870)11月、旧社地・字若宮4540番地から
移築された。

谷の龍神・闇龗神を祀る。
祈雨、止雨を司る霊験あらたかな水徳の神様である。

境内社 貴布禰社
境内社 貴布禰社

山上の竜神・龍神・高龗神を祀り、闇龗神と力を合わせて雨雪を降らせる
水徳の神である。
明治3年(1870)11月、旧社地・字太子田俗の宮門4051番地から移築された。

境内社 任海社
境内社 任海社

明治25年(1892)9月、この郷が沼田から千田に切り替えられたことを記念して、氏子の有志によって、天照皇大神と豊受大神を祀り、五穀豊饒を祈って鎮座された。