十念寺はJR直江津駅の西北西約1キロメートルの所に鎮座しています。
私は直江津大神宮参拝後徒歩で向かいました。
寺の住人が不在だったので電話したところ、20分ほど待っていただければ帰宅するとの事だったので、待ちました。
その後帰宅されてお寺を開いて下さり、御朱印も頂きました。
感謝です。
参拝日 令和六年四月十七日
鎮座地 新潟県上越市五智2丁目11-6
寺名 別院 信州善光寺大本願別院
山号 不捨山
院号 光明院
寺号 十念寺
宗派 浄土宗
御本尊 一光三尊阿弥陀如来
境内の由緒書きを直記します。
当寺は「信州善光寺大本願別院不拾山光明院十念寺」と称し、通称「浜の善光寺」とも申します。
寺伝によれば聖武天皇の頃、行基菩薩が当国下向の砌り創建されたと伝えられ、旧跡からは鎌倉時代の遺物が多く出土し、この地方における古い寺院であったことが知られております。
昔から信州善光寺と深いつながりを持ち、海中より出現された当山安置の釈迦涅槃像を善光寺上人の夢のお告げにより天延三年(974)四月に信州善光寺に移し奉り、善光寺から尊像並びに善光・弥生の二卿をお迎えしたご縁をはじめとし、かの有名な川中島の合戦の砌り、上杉謙信が信州善光寺尊像及び仏具等を戦火から守るため当寺に安置されてより、「浜の善光寺」と呼ばれ多くの寺領を賜り尊崇されてきました。
しかし慶長三年(1,598)上杉氏の会津移封により、当寺の衰退を憂えた住職が信州善光寺大本願に請い、その直末として法灯を守ってきました。
その間、度重なる災害により堂宇を焼失しましたが、幸いご本尊は無事におはします。
尚、当山の宗旨は浄土宗にて、阿弥陀仏を本尊とする善光寺如来一光三尊仏で、江戸時代から近年まで善光寺上人も度々出開帳されており、その間檀信徒の尊信によって今日に至っております。
このたび墓地の整備と共に旧跡出土の多くの五輪塔をはじめ、石仏等を万霊塔のもとに安置し、諸家の奥都城と共にその霊の安からんことを祈念し、安らぎのある墓地としてその風致を保っておりますとあります。